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どうしてムダ毛って生えてくるの?

私たち医師はその人にあった最適な方法で効率よく脱毛するために脱毛希望の方とコミュニケーションを
とりながら一番いい結果を導いていきます。よりスムーズな話し合いをするためにも、脱毛をしようと思っているあなたのためにも「毛」のことをいろいろ理解していただきたいと思います。

●毛の構造

人間には皮膚全体に100万本から150万本の毛が生えています。その1本1本は 皮膚の中ではとても複雑な構造をしています。毛の構造を多少でも知っていると、 カウンセリングの時、医師からの説明がよりわかりやすくなります。

毛幹……肌の表面から出ている部分。普段、私たちが「毛」「ムダ毛」と呼び、目にしているのがこの毛幹です。
毛根……皮膚の中の見えない部分。毛幹の延長で構造上違いはありません。
毛球……毛根の最下部にあり、球状に膨らんでいることから毛球と呼ばれています。
毛乳頭……毛根の底辺のくぼみのこと。毛乳頭には毛細血管や神経が集中し、毛の成長に必要な栄養素を取り入れています。ですから毛乳頭を破壊しない限り毛を抜いても毛は再び生えてきます。
毛母細胞……毛乳頭の上の部分のこと。毛乳頭から栄養をもらい、毛母細胞が分裂することで、毛が成長を始めます。
毛包……毛根全体を取り巻く組織のこと。上部毛包、中部毛包、下部毛包の3つに分かれています。
毛孔……毛が皮膚表面にでてくるところ。普段、私たちが毛穴と呼んでいる部分のことです。

毛孔は皮脂腺とアポクリン汗腺につながっていて、分泌物が排出されています。皮脂腺はすべての毛に付属し、皮膚表面に皮脂を分泌させます。皮脂は水分とともに薄い膜をつくり乾燥を防いで皮膚を滑らかな 状態に保ちます。アポクリン汗腺はワキ毛や陰毛など限られた部位の毛のみ付属し、少し粘液質の汗を分泌しています。これがワキの臭いの原因と言われています。


●毛周期

抜け落ちる毛と再生する毛。また、各部位によって伸びる長さや速度が決まっています。それが自然のサイクル「毛周期」です。 毛周期は「成長期」「退行期」「休止期」という3つのサイクルから成り、これによって伸びる長さも決まります。
毛が伸びている状態を成長期と言い、成長期が長ければ毛は長く伸びます。また、成長期に毛が伸びる速度も各部位によって 異なります。そして、成長を終えた毛が抜け落ちるまでの期間を退行期、毛が抜け落ちて次に成長を始めるまで活動を停止している期間が休止期です。
休止期に入ると、もちろん絶縁針では脱毛できませんし、レーザーの場合でもターゲットとなる毛がない状態なので脱毛はできません。一度の処理で永久脱毛ができないのはこのためです。



■成長期1
毛母細胞の分裂が始まると、皮膚の中で毛の成長が始まる。

■成長期2
毛母細胞が活発に分裂して毛が成長し、皮膚表面に出て伸びている期間。

■退行期
毛母細胞の分裂が停止し、成長が止まった毛が抜け落ちるまでの期間。

■休止期
抜け落ちた毛が再び成長するまで、皮膚の中で休んでいる期間。

●毛には2種類ある

全身の毛は「太い・細い」「長い・短い」「直毛・波状毛」など、生えている部位によってその形態はさまざまです。 大きくわけると毛は「性毛」と「無性毛」のふたつに大別できます。
性毛というのは、第二次性徴にともなって生えてくる、ワキ毛や陰毛のことです。男性の場合には、アゴの毛や胸毛、スネ毛も性毛です。
性毛の特徴は、体臭の発生源であるアポクリン汗腺があること。そして毛が太く、生える方向がバラバラで、毛包の組織が強いのが特徴です。性毛以外の毛は、すべて無性毛です。無性毛の特徴は、毛が細く、生えている方向が一定しているということです。
無性毛のほうが脱毛しやすく、また毛周期が短いので短期間で脱毛が終了します。それに比べ性毛は、毛周期が1〜2年と長いため、脱毛も長期間かかります。